デリヘルには、女の子が仕事を待つための待機所が用意されています。デリヘルの待機所は一般的に「個室待機」と「集団待機」に分かれており、それぞれにメリット・デメリットがあります。これからデリヘルを開業する人の中には、待機所の作り方に迷っている人もいるでしょう。
当記事では、デリヘルの待機所の重要性や待機所の種類、女の子の定着率を上げるために押さえておきたい待機所作りのコツを詳しく解説します。待機所を持たない待機方法についても触れるため、ぜひ最後までご覧ください。
デリヘルの経営者にとって、お店の売り上げを左右する女の子の存在は非常に重要です。女の子の定着率を上げるために大切なのが、待機所の環境です。
待機所が清潔に保たれていない場合や、備品や設備が整っていない場合はストレスを感じてしまう女の子も多いでしょう。待機所の環境が改善しないと、女の子が出勤を減らしたり、退店したりするケースも考えられます。女の子が定着しないお店はリピーターがつきにくいため、安定的に売り上げを上げることもできません。
デリヘル経営者には、女の子が快適に過ごせるように待機所の空間を整え、店舗への定着率を上げることが求められます。
デリヘルの待機所は、主に「個室待機」と「集団待機」の2種類に分けられます。どちらにもメリット・デメリットがあるため、それぞれの特徴を比較しながら待機所の作成を検討しましょう。
以下では、個室待機と集団待機のメリット・デメリットについて解説します。
個室待機とは、部屋またはスペースを区切り、女の子一人ひとりが自由に過ごせる待機システムです。
個室待機のメリットは、周囲を気にすることなく自由に過ごせる点です。周りに人がいる場合は気をつかう必要がありますが、個室であれば女の子がのびのびと好きなことをして過ごせます。人間関係のしがらみを感じることなく、読書や動画視聴などに没頭できる点は大きなメリットと言えるでしょう。また、個室の待機所では女の子がストレスなく過ごせるよう、各部屋にコンセントやティッシュなどの備品を置いておくことも大切です。
デメリットは、ほかの女の子と交流できない点が挙げられます。働く上での困りごとがあった際、気軽に誰かを頼れないため、女の子によっては不安に感じる可能性があるでしょう。周りと話すのが難しい点をカバーするためにも、店舗スタッフや経営者は女の子と積極的にコミュニケーションを図ることが大切です。
集団待機とは、1つの部屋で複数の女の子が過ごす待機システムです。
集団待機のメリットは、ほかの女の子と話ができる点です。会話をすることで友達ができたり、働く上での悩みを打ち明けられたりするため、女の子のストレス解消につながります。デメリットは、人間関係によって環境が左右される点です。ギスギスした環境では女の子も疲弊しやすいため、集団待機をさせる場合は、お店のスタッフや経営者自らが女の子のメンタルケアを入念に行う必要があります。
また、狭い物件を集団待機用として借りると、女の子の人数が多い日は距離が近くなり、リラックスしにくくなる可能性もあるでしょう。女の子に窮屈さを感じさせないよう、物件が広くない場合は自宅待機と併用するのがおすすめです。
待機所を作るときは、女の子がストレスなく過ごせる空間を目指す必要があります。スペースの確保やWi-Fiの設置など、いくつかのコツを押さえることで快適な空間を作りやすくなるでしょう。
以下では、待機所を作る際に特に注目したい4つのコツについて紹介します。
女の子同士が十分な距離を取れず、パーソナルスペースを確保できない空間になっていると、女の子はストレスを感じやすくなる傾向にあります。パーソナルスペースとは、他人が侵入しても不快感を覚えない個人を取り囲む領域のことです。
パーソナルスペースの問題は、他人に干渉されることが少ない個室待機にすれば解決できます。集団待機にする場合は、人数に応じた十分な広さを設けることが重要です。
デリヘルの待機所で女の子が快適にくつろげるよう、待機所の設備を充実させることも重要です。女の子に喜ばれやすい主な設備は、以下の通りです。
上記のような家具や家電、備品を用意すれば女の子もリラックスして過ごせます。また、室内の温度に関しては女の子によって感じ方が異なるため、体温調整に役立つブランケットなどの備品もあるとよいでしょう。
ブランケットなどの布製品に関しては、清潔感を気にする女の子も少なくありません。安心して使ってもらえるよう、待機所の備品は定期的に清掃・洗濯を行うことが大切です。
待機所では、ほとんどの女の子がスマホを操作しています。待機中は写メ日記を書いたり、ゲームや音楽視聴を行ったりと、スマホ1つで十分な時間を潰せるためです。
女の子がデータ通信量を気にせずスマホを操作するためにも、Wi-Fi環境は必須と言っても過言ではありません。また、Wi-Fiのパスワードは誰が見ても分かる場所に提示しておくことも大切です。Wi-Fi環境があっても、パスワードがすぐに分からないと女の子が不満に感じる可能性があります。
分煙に気をつかった待機所は、特に禁煙者に喜ばれます。近年では、以下のように分煙対策を進めるお店も徐々に増えつつあります。
風俗嬢として働く女の子の中には、タバコを吸う人が多いというイメージを持つ人もいるでしょう。しかしデリヘルなどの風俗は接客業であるため、お客さんを匂いで不快にさせないようにタバコを控える女の子もいます。喫煙者と禁煙者の双方が安心して過ごせるよう、喫煙ルールを徹底することも重要です。
デリヘルは風営法において「無店舗型性風俗特殊営業」にあたるため、事務所さえあれば待機所を持たなくても営業ができます。待機所を持たずに女の子に待機してもらう場合、待機方法の選択肢としては以下の2つが挙げられます。
・自宅待機
仕事が入るまでの間、女の子の自宅で待機してもらうデリヘルならではの待機方法です。女の子は住み慣れた場所でリラックスできるため、ほかの用事を済ませながら仕事を待てるメリットがあります。
自宅待機は女の子にとってメリットが多い方法である一方で、お店側はスタッフが迎えにいく必要がある点にも注意が必要です。スタッフの労力がかかる方法であることから、多くの店舗では、高級店における人気の高い女の子にのみ自宅待機が認められているケースがほとんどです。
・ネカフェ待機
ネカフェで女の子に待機してもらう方法です。女の子はドリンクや漫画を楽しみながら待機できるため、自由度が高くリラックスして過ごせるでしょう。ただし、自宅待機と同じくスタッフが女の子を迎えに行く必要があるほか、ネカフェで女の子が過ごした分の利用料を支払う必要がある点に注意しましょう。
デリヘルの待機所は、仕事が入るまでに女の子が過ごす場所です。待機所が清潔に保たれていなかったり、備品・消耗品が十分に用意されていなかったりなど、快適な環境でない場合は女の子の退店にもつながりかねません。
デリヘルの待機所を作る際は、女の子が快適に過ごせるスペースを確保するのはもちろん、家具家電や備品を揃えておくのがおすすめです。喫煙ルールを作っておけば、喫煙者・禁煙者ともに快適に過ごせます。
また、「自宅待機」や「ネカフェ待機」と言った待機所を持たずに女の子に待機してもらう方法もあります。お店の状況を見ながら、女の子にとってどの待機方法が最適かを見極めましょう。